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概25周年合気道演武大会のこと [合気道の事など 2 雑文]

 2017年7月9日の日曜日に合気道錬身会南多摩倶楽部の演武大会を挙行する事と相なりました。この「概25周年」と云うのは、賛同者が数名参集して、今はもう取り壊された東芝府中工場の武道場で、全くインフォーマルに稽古を始めた日から起算しての数字であります。第一回目の稽古日の月日が今となっては曖昧となっていると云うのは、まあ、拙生らしいと云えば拙生らしいずぼらの為すところと云うわけであります。
 この間拙生なりに合気道の稽古形態についてあれこれ考えを巡らせて、幾らか変遷はあったものの、今現在の稽古の在り方を定着させてきたのでありますが、これは一言で云えば合気道は組型稽古が主体でありますから、先ず以って「型」=「典型」を見事に創り込むと云う稽古形態でなければならないと云う事であります。乱取り、或いは自由組手と云う技法の変化応用法を学ぶ前に、先ずは技術を自分の体の中に確立させる作業であります。優れて確立されてもいない技法を使って変化応用を学んでも、到底実用に耐え得る技法展開は望めない故であります。でありますから先ず以って「型」なのであります。
 別の文章でも既に云ってありますが、技の展開における一つの典型を「型」として抽出し、それを相対反復稽古する事が組型稽古でありますが、そのためには技法展開上の謂を充分に理解していなければなりません。特に技を受ける側の理解が稽古の質を決定する重要な要素であります。単に「やられ役」或いは「対抗者」ではないと云う事であります。この「受け」の意識に依ってこそ「仕手」は稽古の実質を得るのであります。まあ、そう云った辺りを今回の演武大会で表現出来ればと考えておりますが、はてさて。・・・
 普段の稽古でもよく用いる稽古法でありますが、先ずは一つの「型」を3つから7つの挙動に分解して、一つ々々の挙動毎の正確さを確認します。仕手がどの局面に於いても常に先を確保したところの優位であるか、主導的であるか、動いても崩れない体軸が確立されているか、受けの動きや力の方向に対抗せず同調しているか、と云ったところを錬る作業であります。これは主に号令で動きます。勿論武道は体操とは違うと云うのは当然で、号令をかけるのはあくまでも方便の一種であり上記の留意点の確認のためであります。
 同時に初心者には手順を理解し易くするための方策でもあります。また初心者にありがちな各人の動きの癖を吸収して自儘を排し「型」として均一化するためでもあります。
 この号令に依る「型」の分割動作の後に今度は、始めはゆっくりと、次第に早く、各挙動を区切らず連続して技の始動から終動までを行います。云わば幾つかに分割された挙動を、最終的に途切れ目の無い一挙動の動きに纏める作業であります。
 この演武を基本技から抜粋して幾つか行いますが、これが本演武大会の主要な演武であります。特別なものを演武するのではなく何時もの稽古をご覧いただくと云う趣意であります。まあ、この主旨とは別に折角の演武大会でありますから、他にも少年部の演武や自由技等も行いますし、千田務錬身会最高師範の華麗な演武も賜る事になっております。
 ご興味のある方、ご都合の良い方は是非ご高覧下さい。演武大会の後に初心者や体験希望者にもご参加いただける千田最高師範の合気道講習会も予定しております。詳しくは合気道錬身会南多摩倶楽部HPでご確認ください。
 南多摩倶楽部HP:http://www015.upp.so-net.ne.jp/mtama-soki/m-index.html
(続)
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